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お金には色は付いていない

 「株式で儲けたお金は博打で得たものだから、俺は、好かん!」
 友人の夫は、妻が義父の資産を相続した際に、こう言ったそうです。


 友人のお父さんは大企業の中のシンクタンクともいえる部署、リサーチ室で長年仕事をされてきました。大企業で高収入だったけれど、「これからは企業人も国家資格を持つ時代が来る」と考え、40歳を過ぎて中小企業診断士の資格も取得。35年間家族のために仕事をされてきた方です。
 友人の夫も民間企業に勤務されています。しかも、自社株を購入しておられるそうです。それなら、「博打」はないよな!と思うのですが・・・。

 そもそも、株式って何でしょうか。
 貸借対照表をイメージしてみて下さい。
 株式を発行して集めたのが資本金なのです。これが企業活動の源泉です。
 例えば、新事業を展開しようとしても資金のめどがたたなければ前へ進めませんが、これを可能にする手段の一つが、新株発行による増資ですよね。企業活動に期待を寄せる株主の「しっかり頑張って下さいね!」の想いが、株式への投資になって反映されているのです。

 だからね、企業に投資すること・・・これは、決して一か八かの博打であり社会に対して後ろめたい行為なのではありません。

 

さて、ここからがこのブログの本題。

 

お金は、その使い道によって色が付くのです。
いくらコツコツ働いて貯めたお金でも、後味の悪い浪費をすることもあります。

宝くじで当たったお金であっても、その時タイムリーに消費され、多くの人から感謝される心地よい色に染まることもあるのです。

 

友人のお父さんの喜びは家族が幸せになることで、カメラに収め続けたのは家族の笑顔だったそうです。82歳で亡くなられるまで、自分の生活は倹約しながら情報収集には余念なく、株式投資で得た果実を子や孫のために使ってこられたとのこと。 
 友人は、そんなお父さんが遺してくれたお金を大切に利用していきたいと話してくれました。
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 いい話しだと思います。こうしてギラギラではなく、きらきらした想いを乗せた株式への投資が増えていけば、投資された企業も投資した人もWinWinで、いい社会が築かれていきます。

私達も、お金の使い方を意識していい100年人生を楽しんでいきましょう。