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年金の受取時期を考えよう

 人生100年時代になり、「老後生活への不安があるので、年金の繰り下げについて教えて欲しい」という相談がちょくちょくあります。

 もちろん、他に定期収入があり年金は余裕資金になるケースでは、効率よく確実に年金額を増やせるということで、繰下げされた方もありますし、知人から勧められたけれど、ご本人は「年金の繰り下げ」を希望していなかったケースもあります。 

 

 ここで押さえておきたいのは、 「年金」は自分の口座に振り込まれる「お金」だということ。実はこれ、大事なんですよね。特に、長い間専業主婦をしてきた人にとっては、自分の口座に定期的に振り込まれる「年金」の存在は絶大。自分の意志を投影できる「お金」ができたという自由度の拡大を意味するからです。

 

 経験上ですが、還暦を意識する頃になると「子どもの手が離れた今こそ、温泉旅行にでも出かけましょう!」と久しぶりに再会した旧友たちと盛り上がることもあるし、孫が生まれると可愛い衣服を買ってあげたい!と思うことがあります。 

 そんな時、たとえ月数万円であっても自分の口座に振り込まれた「年金」があれば、自分の裁量で使うことができます。

 

 ナイトミュージアムに行った時の写真です。楽しかったわぁ!

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年金の繰下げが正解かどうかは、ずっと後になって解ることです。

 
 ただ、年金を本来より早く64歳以前に「繰上げ」て受け取る場合と違い、「繰下げ」の場合は、将来申し出を撤回できるというところが安心です。70歳まで頑張ろう!と思っていたが、66歳になって受け取ることにした・・・というような場合です。

 

 撤回時期が66歳以降であれば、

 ①申し出の翌月分から繰り下げた月数分の増額率で割り増された年金を生きている限りずっと受け取ることができるし、

 ②まとまったお金が必要であれば、本来65歳から受け取れた年金をまとめて受取り、繰下げが適用されない(65歳から受け取りを開始したのと同じ計算)年金を受け取っていくことができます。

 

 いずれにせよ、「年金」は、受け取る前にじっくりと受取時期を考えてみましょうね。